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税務調査が入る歯科医院

こんにちは、トーエイシステムの尼崎です。

今日は、どのような歯科医院に税務調査が入るのかについて説明したいと思います。



税務署も限りある調査官を有効に活用するために、間違いや不正があって税金を追加で徴収できる可能性が高いところに税務調査に入りたいと考えます。

では、間違いや不正がありそうなところを税務署はどうやって探すのでしょうか。


KSKシステム


そこで役に立つのが税務署にあるKSKシステムです。

KSKシステムとは、国税総合管理システムの略称で、納税者の税金の申告書の内容や納付の状態、その他様々な情報が入力されていて、その情報を一元的に管理しているシステムのことをいいます。

このKSKシステムのデータ分析結果から、税務調査に入る対象を選んでいるのです。




KSKシステムに選ばれやすい歯科医院には大きく分けて次の2種類があります。

 

過去の決算数値と比較して大きな増減がある歯科医院

例えば、

  • 昨年に比べて医業収入が増加している
  • 昨年に比べて医業収入に対する歯科技工料の割合が増加している

 

同業他社(他の歯科医院)の決算数値と比較して大きく乖離している歯科医院

例えば、

  • 他の歯科医院に比べて医業収入の水準に対する交際費が多い
  • 他の歯科医院に比べて利益率がとても低い

 

決算数値は、売上高や交際費などの金額の増減だけでなく、売上高利益率や売上高人件費率などの率も比較検討されます。

こうして、KSKシステムからピックアップされたところから、さらに調査官が絞り込んで税務調査先を決めるのです。

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