人件費は、毎月のお給料やボーナスだけではありません。
歯科衛生士さんや窓口スタッフなどを雇用すると、次のような様々な費用が発生します。
1人雇うと、その人の年収(給与額面)だけが人件費として費用になるのではなく、その1.5倍くらいの費用が発生するということを覚えておいてください。
人件費は固定費
いったん正社員として雇用してしまうと、こちらから辞めてもらうのは難しくなってしまい、人件費が固定費化されます。
歯科医院の状況に合わせて柔軟に経営できるように、パートやアルバイトなど、人件費を変動費化することも検討されると良いと思います。
また、歯科衛生士については、紹介予定派遣を利用することも可能になっています。
歯科医院の人件費の割合
歯科医院における人件費の割合はどれくらいが良いのかは、歯科医院の状況によって様々ではありますが、歯科医院の収入の50%以内であれば問題ないと思います。
個人開業の歯科医院の場合は、会計上の人件費だけでなく、院長先生の取り分も含めて50%以内になっているかどうかで判断してください。
医療法人の場合は、院長先生の給料も経費として計上されているため、そのまま50%以内かどうか判断してください。